いわき市魚食の推進に関する条例が制定されました。
福島第一原子力発電所の事故後、
「いわきの漁業はもう終わりだ。」
「いわきの干物とか蒲鉾なんて、もう食べる人はいないよ。」
という棘があって且つ諦めを含む悲しい言葉が飛び交いました。
もう戻らない、大切なものを失ったことで(と当時は信じた)
悲しみのあまり、身体が震えて、痛みを感じ、疲弊しました。
どの程度の痛みかというと、
突然、見知らぬ誰かに腕一本か脚一本を無理矢理
奪われたような、という表現が近いです。
あれから9年、今は、それらの悲しい言葉が間違いである、と
自信をもって言える立場に居ます。
魚食を盛り上げようと奮闘する人々を後押ししてくれるような条例だと思います。
これからも、あのとき感じた痛みを忘れないようにしつつ、
進んで行こうと思います。皆様、よろしくお願いいたします。