背伸びして、連れて行ってもらった

そのバーのカウンターで

私は生まれて初めて、カクテルというものの味を知りました。

まだクイーンが白銀町にあったころ、22・3年くらい前の話です。

アップライトピアノが置いてあった記憶が有ります。

ドラムセットも有ったかな?

ゆくゆくは、ミュージシャンを招聘してライブハウスをやる、と

熱っぽく話されていたその加藤さんのたいせつなお店が

今回大変なことになってしまって

今まで積み上げてきたものが失われることについて

自分のことのように憂いていたら

うちのお店のたちあげに関わってくれた

大工のニシヤマ君が

「お店というものは人が創るもので、

その人達が大丈夫な人達なら

再建したお店もすぐ元の雰囲気を取り戻すと思う。」

と、よどみなく言ったのを聞いて

急に視界が開けました。

さすが大工…

お店が失ったものは

物であって

クイーンを愛する人は失われていない。

なので(再建はもちろん大変な労力ですが)

何の問題もない。と思います。

またたくまに、もとどおりに

なることを願います。

加藤さんがこれに目を通す機会が

有るかどうか、ないとしても

励ましにかえて、

このblogを更新させていただきます。